「 経験 」
昨日
香港より帰国いたしまして
本日は大濠本校にて
午前・午後と
ゆっくりレッスンさせていただきました。
今回の
香港でのLiveパフォーマンス揮毫は
私の今までのさまざまな
「経験」と「 殻を破る気持ち 」が
集約されたstageとなりました。
いくつか
ご紹介させてくださいね。
舞台に上がって…
3.4歳の頃
日舞で初めてstageに
立ったときのことが思い出されました。
衣装合わせ、リハーサル、猛練習etc..
小さい子供にはかなりの負担だったとおもいますが
そんなことはどうでもよくなるくらい
ステージの上で踊って気持ちよかったことが
思い出されました。
揮毫を終えた時のお客様の笑顔も
あの時と同じような気がします。
そう、その時特注の衣装
今回と同じような色の
着物を着ていたような気がします。
Live揮毫
このような、企画イベントでの
Live揮毫は実ははじめて
しかしながら
アトリエ香書道教室では
いつも講座生の方々の前で
お手本揮毫させていただいています。
お手本コピーは、使っていません。
講座生のかたが沢山いてくださるおかげで
沢山揮毫live経験ができているのです。
私がお手本を書きだすと
別の講座生の方々も
一生懸命観てくださっています。
やはりこの経験は
何事にも代えられない私の財産であり
今回お仕事をさせていただくうえで
とても助けられました。
長い筆の扱い…
仮名から漢字、漢字条幅まで
さまざまな大きさの筆を使いますが
さすがに
ここまで大きな筆を持つことは
いままでありませんでした。
最初は、どうなることかと思いましたが
中学時代ソフトボール部でしたので
その時のバットの振りその他思い出しました。
力を入れるところ
ボールを当てる芯となる部分と重なります。
余計な力を入れると
肩を痛めてしまいます。
バッテイングの経験のおかげで
本番では,無駄な力が抜けて
とても気持ちよく筆を動かすことができました。
所作…
眼のまえのお客様だけでなく
会場の大きなスクリーンにて
私の細やかな所作まで映し出されます。
クライアントは日立様。
それはもう鮮明でございます。
筆の置き方
印泥のふたの開け方
高校時代にかじりました
茶道の所作を思い出しました。
おなつめの置き方
ふたを開けると時の手の動き
サボってばかりで
何も習得できなかったと思っていましたが
まさかここで現れてくるとは。。
やはり
同じ「 道 」の世界なのでしょうか。
stageでの太鼓等のお道具配置..
リハーサル時に
クライアントさまにstage配置について
意見させていただきました。
N.Yで観たミュージカル
特に「 オズの魔法使い 」の舞台と
今回のテーマカラー「緑」が重なり
想像がふくらみましたもので
私の意見に丁寧に耳を傾けて
とても佳き環境で
お仕事をさせてくださいました
日立関係者のみなさまには
心より御礼申し上げます。
stageパフォーマンス…
Live終了直後、日立関係者さまが
「 素晴らしいstageでした!!」
と駆け寄ってきてくださいました。
担当のCarmanちゃんは
愛らしい大きな瞳がウルウル潤んでいました。
何より
お客様方の拍手、カメラのフラッシュに
私自身とても興奮いたしました。
私は
stageパフォーマンスについて
どなたからも指導を受けたわけではございません。
参考にと
他の書家の方がされている
パフォーマンスの動画が送られてきましたが
着物を着て書かれていた方はいらっしゃらず…
最終的に一番参考になったことは
いままで、観させていただいてきた
一流の方々の
舞台、ミュージカル、コンサートetc..
だったのではないでしょうか。
観客の方々だけでなく
共演者オーケストラと一体になったstage。
stageの上で
一人では何もできませんものね。
それから、帰国してから
「 リッツカルトンでですか???」と
「 すごいですね~。。」と
そちらに驚かれることが多いことに驚いています。
そうですよね!!
初パフォーマンスliveが
リッツカルトン香港ですものね。
ここに関しては
今まで海外その他の旅行時に
超一流と言われるホテルに泊まらせていただいていた
環境に感謝ですよね。ホントです。
おかげさまで
ビビらずにすみました。
長くなりましたが
私の座右の銘のひとつ
「 経験は自信 」
これがまた改めて
再認識できた貴重な経験でございました。
写真は
本番前に撮っていただいたものです。
実母が、出発前日に我が家に
自分が来ていた着物を持ってきてくれました。
細かいことは一切伝えておらず
何も聞かずに
今回の日立さまのイメージカラー
「 緑 」の着物を持ってきました。
なんだかんだといいつつも
肝心なところで登場してくる実母
我が母親ながらすごいなと思います。
子どものころ
(無理やり)日本舞踊をやめさせて
これまた
(無理やり)書道の道に進ませたのも
この実母でございますものね(笑)
最後に
今まで「 私パフォーマンスやりません!! 」などと
わがままを言い続けたワタクシが、殻を破った理由。
このお話をいただいた時に何気に話したときの
親しい友人からのリアクション
「 なんでやらないのか不思議に思ってた。」
「 人に観られるのもいい経験じゃないの? 」
そうなんですよね。
もういい年齢になりましたし、意固地にならずに
アタマを柔らかくする道も学ばなければですよね。
2014年12月
また新しい「 経験 」が積まれました。
stageはとても愉しかったです♪♪
次は、2015年1月
カンボジアプノンペンの絆ストリートで
開催させていただく予定です。
可能であれば、孤児院でもと思っています。
香港は、3月~5月にということで
これからまたお話を進めさせていただく予定です♪♪
*昇段試験期間中は大濠にいます!!
all over the world!!
「福岡からアジアへそして世界へ!!」
夢がかなうように
少しずつ少しずつ
前進できるように頑張りますね~。
追伸
心置きなく海外出張できるのは
留守を守ってくれる親戚のおかげでもあります。
すべての関係者のみなさまに感謝!!
では。
香之