2010.7月 《書統》競書課題作品

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さあ!7月になりましたね☆

2010.7月
《書統》競書課題です。

全て臨書作品です。

左上から時計回りに
【楷書】
王 羲之書 『樂毅論』
「 之意冝以大者 」

少し、写真アップで
撮り過ぎてしまいました..

いつもながら
法帖ばかり見ても作品にならず..
かといって...

というところで、苦心しましたが
最後は伸びやかに書くことに
重心を置きました。

【行書】
王 羲之書 『集字聖教序』
「 知聖慈所 」 

枚数を重ねるゴトに
深みにはまってしまうといいましょうか...

今の私の
『集字聖教序』に対しての気持ちです。

普段ひとりで
法帖を見ながら書くときは
1つの題(半紙に6文字)に
5枚まで仕上げる!
と決めています。

短時間で法帖を観察する
訓練をするためです。

逆に、競書作品においては
とにかく書き続けます。

枚数を重ねるゴトに見えてくる
“奥深さ”というものを
学ばせていただいています。

今回、名前を書かずに
落款(印)のみで仕上げました。

「慈」 と 「所」の間の空間を
すっきり見せるためです。

一年前、
御手洗先生からプレゼントしていただいた
「6分」の落款に助けられました。

【草書】
智永書 『千字文』
「 始制文字乃服 」

いつも私の『千字文』の草書を
見られている方は
「あれっ?」
と思われたかもしれません。

今回は、
かな書を書くときに
用いる技法を使う部分が多く、

そのため
筆を沈めて、手首を回転させながら
ゆっくり書き進めていきました。

今までの
“筆を走らせる”ことに
重きを置いたものとは
違った作品になりました。

『千字文』という
ひとつの題目でも
違った書風で楽しんでも良いのでは..

余談ですが
中学のソフトボール部時代
手首を柔らかくするために
いつも手首でボールにスピンをかける
訓練をしていたのを思い出しました。

また、やらなきゃいけませんね..

【篆書】
『石鼓文』
「 其(えき)孔庶 」

フタ開けてみれば..といいましょうか。。
今回いちばんの難所は
この「篆書」でした。

今朝早くから
お清書に取り組んでいたのですが

二文字目
(漢字がでてきません..)の
“ 立ち位置 ”がどうも落ち着きませんで

最後は、
「 気力のみ 」で仕上げたようなものでした。

作品(文字)が落ち着かないというのは
気持ちが落ち着いていないということでしょう。

まだまだ精神修行が足りたりませんね。

長くなりましたがもうひとつ
今日は、7月1日

今朝思い出したことがございます。

私が、「書のギャラリー」open計画の
アクションを起こしたのは

2年前の7月1日でした。

同い年で親友の建築家に
「ねえ。書のギャラリーするんだけど
内装(業者さん)何とかならない?」

といきなり電話して、
驚かせてからが、
始まりだったような気がします。

当事の計画は途中で
断念することになり
関係者にご迷惑をかけてしまいましたが..

2年経った今現在
「現 UTUTU」で
皆さまと時間を共有できるというのは
とてもありがたいことです☆

では、講座生の皆さま
明日から7月のレッスン始まります!

がんばりましょ!!

KOU

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