長い年月 受け継がれている掛軸は
表装を打ち直ししながらの保存ということが
よくみられるそうです。
知人の古美術のスペシャリストのご好意で
私の 「蓮華 」も
とても穏やかな色の軸装への衣装替えとなりました。
私の書の 遥か遠くに掲げている目標は
茶道のお茶席に掛けてあるような掛軸を創ることです。
技術だけでなく人としての中身まで現れている書です。
辿り着くことはできるのでしょうか。
「蓮華」は
弘法大師空海の 灌頂記(かんじょうき)の中にあるに寺院名です。
高校の書道部時代 私が最初に学んだ臨書が 灌頂記でした。
書の臨書の原点です。
そして、この作品は 私の掛軸創りの原点です。
代々受け継いでいってもらいたいものです。
KOU