アトリエ香

書道・篆刻・かきかた教室

「 “書”を書く女の人は
 誰よりも強い!

 とても、自分達には
 太刀打ちできない! 」

私が尊敬する芸術の大家達が
(私の作品を見ながら)
おっしゃった言葉だ。

何故だろう?

この話題について
いろいろな方々と議論した。

そしてたどり着いた答え

全員がそうではないと思うが、

私達(“書”を書く女)は、
自分自身が納得のいく
たった1枚の作品を創るために

かなりのエネルギー、時間を
惜しむことなくつぎ込む。

しかも
“書”は、修正、訂正がきかない。

しかし
作品が出来上がると
それまで過程は、
完全に「無かったこと」に
してしまう。

例えば、
私は、作品のスペアは
絶対に残さない。

全部、跡形も無く破棄してしまう。

この「捨てる」という潔さ
これは、“書”を書く女の人だから
できることだ!

という結論になった。

しかしながら、
あつかましいことに

私は、自分は
周りから思われている程、
強い女ではない!!

と思っていた。

すぐにへこむし、
グズグズいうし、
いつも周りに引き上げてもらってるし。。

でも、最近の(過去も)自分の姿
客観的に冷静に振り返ってみた。

日々の生活の中では
いいことばかり起こるわけではない。

そんな精神的に落ちてる時でも
しっかり紙に向かって、筆を執っている。

そればかりか、
“書”を続けるために
多少のことを犠牲にしても
あまり気にしなくなってしまった。

プレッシャーを
かけられているのかもしれないが
気が付いてもいないようだ。

やっぱり私も
“書”を書く強い女なんだろう。

いけない!いけない!

これじゃあ
なんか可愛くない!

【“書”を書く女 = 可愛い女】
と思われるようにならなきゃ!!

もう遅いかなあ。。

                 KOU

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