『 草書 』

11-7

毎月、競書課題のお手本に
智永の臨書
「草書千字文」を書いている。

条幅においては
王 羲之の臨書
「十七帖」が、好きだ。

近頃になって
思うことがある。

結論を先に述べると
「草書」を学ぶことによって
いろいろな書体の
技法を学べるのではないかと!!

まだまだ「ひよこ」の私が
大それたコトを述べて
申し訳ない話ではあるが..

思うままに書かせて
いただきましょう☆

以前は
「楷書」「行書」があって(学んで)の
「草書」だと思っていた。

確かに、それもそうだと
今でも思っている。

もとの、きちんとした文字が
分からなくては
話にならない部分もある。

でも、少し見方を
変わってきた所もある。

「かな」「篆書」あって(学んで)からの
「草書」なのかと。

「草書」を書くときの技法は
なんとなく「かな」「篆書」と似ている。

「かな」「篆書」と同様に
筆をきちんと沈めて
気持ちを落ち着けなければ
次へは進めない。

加えて、筆を走らせるだけが
「草書」ではないという
奥ゆかしさもある気がする。

草書「千字文」は
余白の部分も美しい。

書道教室の講座生の方で
「草書」に取り組まれる
良い意味での“チャレンジャー”が
かなりいらっしゃる。

彼女達から「挑戦」という
とても大事なことを
教えてもらっているような気がする。

ありがたいことである。

写真は
「漢字くずし字辞典」。

もっと活用しなければ!!
と反省して今日は
終わりとさせていただきましょう。

               KOU

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